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コビトカバ [Pygmy Hippopotamus]
Thu.01.04.2010 Posted in コビトカバ [Pygmy Hippopotamus]
余は如何にしてコビトカバ信徒となりしか
などという大層な事ではないが、コビトカバの追っかけで名古屋遠征までするとは正気ではないと感じる諸兄姉もおられるのではないかと思われるので、この際そこの所を縷々説明しようと思う。


極私的コウメ物語

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「コウメ日誌 / ワタシがうわさのコウメです」
(06年4月7日の記事より再掲)

2006年の1月28日に上野動物園のコビトカバ、エボニーが珠の様な赤ちゃんを出産した。エボニーにとっては5回目の出産だった。





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「コウメ日誌 / 愛情物語」
(06年7月11日の記事より再掲)

その赤ちゃんは「コウメ」と名付けられ、すくすくと成長した。母娘の仲睦まじい姿は、見学者の心を和ませた。




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「コウメ日誌 / 愛情物語 3」
(06年7月12日の記事より再掲)

コウメは活発な女の子で、母親に甘え、屋外飼育場を走り回り、ヤンチャぶりを発揮した。この時期は私もいつもに増して動物園へ行くのが楽しみであった。





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「コウメ日誌 / 母を求めて半狂乱」
(06年8月26日の記事より再掲)

しかしその蜜月は永遠に続くわけではなかった。元来が成体では1頭で暮らしているコビトカバなので、赤ちゃんから幼児に成長する時期(生後約6ヶ月くらい)に、親子は別離を経験しなくてはならないのだ。コウメが大人になる第一の試練であった。

普段は鳴き声を出さないコビトカバが「グブブブブ」という悲痛なうめき声を上げながら、母親エボニーを探し続ける姿は痛々しかった。私は心の中でエールを送らずにはいられなかった。





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(06年9月2日の記事より再掲)

母親はもう戻って来ないと悟った後のコウメは一層悲壮であった。力なくうずくまったり、呆然と佇んだり、大好きなご馳走の草に手をつけなかったり、ブール中では気絶したように仰向けにブクブクと沈んでいった。致し方の無い事なのではあるが、この時期はハラハラのしどおしであった。



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「コウメ日誌 / この仔の未来に幸あれ!!」
(06年9月8日の記事より再掲)

                        





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「モミジ姉ちゃん、だいすきー!!」
(06年12月28の記事より再掲)

そんな時にコウメの助けになったのは、姉のモミジである。コウメの隣の飼育舎をあてがわれたモミジは、壁越しに幼い妹に対し何くれと無く日々愛情の波を送り続けた。モミジは優しい娘である。





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「おじさん大好きー!!」
(07年12月18日の記事より再掲)

コウメの親子別離騒動がモミジや飼育員さんやコビトカバ・ボランティアさんのおかげで一段落したあと、私は日参していたコビトカバ舎訪問のペースを落とそうとしていた。コビトカバだけではなく、他の動物の写真ももっと撮りたかったのだ。

そんな時、3日ほど日を空けてコビトカバ舎を訪れると、コウメが待ってましたとばかりに、プールから身を乗り出して挨拶をしてきた。さながら「何してたのよー!」と抗議しているようであった。この日からそれまで以上にコビトカバ舎での撮影に熱がこもった事は言うまでも無い。


その後の2年間は私にとって至福の日々であった。私は1週間に5~6日コビトカバ舎に通った。コウメは少しずつ美しい少女に成長していき、私に対する親愛の情も濃くなっていった(ように思う・思い込み・ギャハハ)。


[ この時期に 飼育員さんから与えられた長さ約30センチ・直径約20センチの丸太のオモチャで遊び始めた。彼女は実に器用に扱い、プールの端に立て掛けたり、外に突き落としたりするイタズラを毎日のように繰り返していた。この遊戯の様子は山ほどあるので、おいおい紹介していきます]






コウメ・フォーエバー / 透明な真心 ( 09/1/30撮影 )

このように週4日迎えられたのならば、初老という年齢になっても「コウメちゃ~ん」という気持ちになるのは、これは人情である。

しかし、楽しい事は終わりが来る。去年の10月に「コウメ東山動植物園へ」の掲示を見た時の私の悲嘆の程は、ブログ閲覧者の皆様にも想像に難くないものであろう。


今にして思うのは、コウメちゃんの移籍は私にとって良かったのかも知れないという事だ。 一見学者と飼育公開動物(正確には『展示動物』と言うのだそうだ。嫌いな用語である)のあるべき一線を逸脱していたと言わざるを得ない。何より移動先の東山動植物園には素晴らしい施設と熟練した飼育員さんがコウメを迎え入れてくれたのだから。了とすべきであろう。

コビトカバという動物は気性が荒く、普通のカバの様に集団飼育が出来ずに、成体では一頭飼育ということになっている。その愛らしくも凶暴な珍獣と数年間に渡り、濃密な時間をもてた事は私の宝である。はっきりと世界一幸福な動物園見学者であったと断言できる。追い求めていた「日常生活の非日常」が確実にそこにあった。




以上が私にとってのコウメ・ショート ストーリーです。






10-Pygmy Hippopotamus-0322-2
「この娘に幸あれ! 幸あれ!!」
                      (東山動植物園にて)

[☆生息域:ギニア・コートジボワール・シエラレオネ・リベリア (西アフリカの密林) ☆体長: 150-180cm ☆体重: 160-270kg ☆絶滅危惧種]



[追記]
現在、上野動物園のコビトカバ舎の掲示板には、コウメの近況報告が貼り出されています。コウメ・ファンは今でも彼女を「過去の人」にしてはいないようです。




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comments

うんうん・・ニャホさん

過去記事、全部拝見しました。mechaさんが「占い師mecha」じゃないし、ひろくんが「おもちゃのひろくん」じゃない2006年からのコメントを見ていると、あっという間の5年間ですが、実に深い5年間だと思いました。

でも、ニャホさんには申し訳ありませんが、私は大阪在住なので、ニャホさんの息のかかったコウメちゃんが名古屋に来てくれたことで、こっちに近づいてくれたような気がするんですよ。マジで。

何度も言って申し訳ありませんが、私は東山動物園のコウメちゃんの環境は(丸太や広すぎる宿舎はおいておいて)上野よりいいように思います。ごめんね、ニャホさん・・

三毛猫さま

わっはっは、過去記事のリンク全部ご覧になったんですか。確かにあっという間でしたが、深ーい5年間でありましたね。

コウメちゃんが名古屋の東山動植物園へ行ってしまったことには諦めがつきましたが(ついてないけど)、心配は深まるばかりです。

東山動植物園のコビトカバ舎の環境は、ほぼ素晴らしいと言えると思いますが、地面が白っぽいコンクリートなので、光が反射して、コウメは目を細めているか、涙を溜めていました。

それに冬でもコンクリートの吹きっさらしの上に直接寝かせるのではなく、木製の寝台を用意してくれると有り難いと思いました。

ああ、心配の種は尽きないのよ~。

妹と同じ根性です(笑)

ニャホさんがおっしゃることはよくわかります。ですが、それは心配するあまりのアラ探しです(笑)

妹の話で恐縮ですが、10年ほど前、妹は雑種の成犬を拾いました。すでに犬を飼っててこれ以上飼えず、しょうがなく地域紙で貰い手を捜しました。

すると一軒の大きな農家から「うちで飼いたい」と申し出がありました。雑種の成犬の貰い手がつくのは珍しい。妹は、口では「よかった、よかった」と言うのですが、二言目にかならず「でもね・・」と難癖をつけるのです。

「農家だったら蚊が多い。フィラリアが心配だ」とか「ななちゃん(勝手に名前をつけてました)を見る旦那さんの目が冷たかった」とか。もうほとんど妄想の世界です(笑)

結局、ななちゃんはその農家にもらわれて行ったのですが、妹は仕事の帰りなどにこっそり農家に行って、生垣の隙間からななちゃんを見ては「えさが空っぽだった。もらってないのではないか」「あんなに犬小屋の壁が薄いと風が入って寒い」とか色々私に電話してくるのです。

それだけ気になるなら農家に行って直接言えばいいと言うと、「自分が行くとななちゃんが帰りたがる」とか「もう少し様子を見てから」といい、未だに農家に忍び込んでいます。

気持ちはわかりますが、ちょっと笑える(爆)

(^^ゞコメントも笑えます♪

コウメちゃ~~ん、ストーリーだ(゚▽゚*)
良いですねぇー、成長の記録がこうして見れて。
確かに、おもちゃのひろくんがひろくんで、
ワタクシがmechaだけのHNが懐かしいです。

三毛猫さんの妹さん、可愛い人じゃないですか。
ちょっとストーカーっぽい愛情が素敵過ぎですが・・。

人情です

追加動画?
たしかにニャホさんに何事かを伝えようとしております。
撮影などしなくてもよかったのに!(気持ちだけです。本気にしないで下さい)
人情です、人情です。。。

三毛猫さま

うふうふ、まあ、三毛猫さんのおっしゃるとおりだと思います。でも、拾った犬に過剰な愛情を注いでしまわれた妹さんと、ヘビを鼻から出す男に異常な関心を示すお姉さんとを較べると、何だか妹さんのほうが正常な感性の持ち主に思えてもきます。うふうふうふ。

これでも相当控えめに言ってるんですけどねー。う~~ん、木製寝台、丸太の遊び道具だけは何とか……グズグズグダグダ………………。

コビトカバの事とは関係ありませんが、三毛猫さんのコメントの題名にある「根性」は、とても正しい使い方です。

日本女子バレーボールの「東洋の魔女」を率いて見事東京オリンピックで金メダルを奪取した名監督、大松博文が精神力の事を「根性」と言ってしまったため、それが一般化し、「スポ根ドラマ」などと間違って使われるようになってしまいました。

元来「根性」は「その根性が気に入れねぇ」という風に悪い意味に使用されていたものです。ですから『妹と同じ根性です(笑)』というのは実に正確な用法です。ひゃはは。

占い師mechaさま

たった4年間のコメントなのですが、何故か歴史を感じてしまいますね(微笑)。ブログを引退されてしまった、ころりんさんのお名前を発見した時は、とても懐かしい感じがしました。

赤ちゃんの成長記録は面白いですね。自分で言うのもナンですが。

でもハシビロコウは全然変わらないんですよね~(ターノが移籍になってシュシュルタンガが来園しただけ)。ミリーちゃんとか成長してるんでしょけど、見た目では全然分かりません。

syugyousou様

「再掲」と書いてあるもの以外は、すべて初公開です。この動画は去年の撮影ですが、公開しなかったものです。

これ、始めの数秒間が私を確認して立ち上がってくるのがいいでしょ。うふうふうふ。実はもっともっと凄いのも50本くらいあるんですが、これは私とコウメの秘密なのよね~~~。ひゃはははは。

おっしゃるとおり、撮影などとても出来なかった事も何回も何回も何回もありました。ひゃーっはっはっはっはっは。

ニャホさん、そうではありません

「ヘビを鼻から出す男」ではなく「ヘビを鼻に入れる男」です。私もなぜかよく間違うのですが、出すと入れるでは大違いです。

で、根性の語源説明をありがとうございます。まぁ、語源はどうであれ、ニャホさんとうちの妹の心はひとつです。アラ探し(笑)

はっきり言って新興住宅地の妹の家より、広い農家のほうがななちゃんの環境にいいんです。それは妹もわかってると思うのですが、なぜかこっそり忍び込む。

で、重箱の隅をつついてぶっ壊してしまうほどの勢いでアラを探し、私に報告するのです。その時はいつもななちゃんの写真を持っています。わけわかりませんが私にも2枚くれました。

「これを持って一緒に農家の悪口を言え!アンタはお姉ちゃんなんだから!」と言わんばかりなのですが、どう考えても農家のほうがいいので私は言いません。

妹には本当に困ります。「アンタには私の気持ちがわからん」といいますが、だったらもう私に愚痴を言わなければいいのに言う妹が理解できません。かれこれ10年になります・・泣

三毛猫さま

三毛猫さんが「ヘビを鼻から出す男」と「ヘビを鼻に入れる男」をどうして取り違えるのか、フロイト的考察をしようと思いましたが、何かとんでもないフォースの暗黒面に堕ちそうな予感がしますので止めておきます。(゚ロ゚;)(;゚ロ゚)(゚ロ゚;)(;゚ロ゚)

私が三毛猫さんの妹さんと根本的に違う所は、実はまだまだ言いたい事(建設的に提案したい事)があるのですが、抑えている所です。

ただ旭山動物園の初期の成功例のように、お金を掛けなくても、動物にも見学者にも、もっともっと素晴らしくなる余地はあると思うという事だけは言っておきたいと思います。

こんばんは

ニャホさんのコウメちゃんに対する愛情は計り知れないのに
名古屋の動物園にに移動すると聞いたときは私たちまで
切なくなってしまいました。でもさすがニャホさん!追っかけしてきたんですね♪
私もそれくらい何かに情熱を向けられればよいのですが・・・。

私的ですが、先ほどメールを送らせていただいたので
確認お願いいたします('◇')ゞ

ネコヴィッチ様

ネコヴィッチさん情熱あるじゃん(笑)。 あれだけデザインフェスタに連続出場してるのですから!

去年、ネコヴィッチさん一家と動物園に行った直後から膝が痛くなり、一時は上野駅まで行くのにも難渋するほどでしたので、どうなる事かと思いましたが、3ヶ月かかって直して、名古屋遠征をしてきました。やっぱり健康は大切だとシミジミ思いましたです。

また動物園へ行きましょうねー。ワオキツネザルもニシローランドゴリラもマレーグマも赤ちゃん生まれてますから~。

天王寺字動物園

5月におもちゃのひろくんたちと天王寺動物園に行きますが行きませんか?日曜日はお仕事だから無理かなぁ・・天王寺動物園は物凄くごちゃごちゃしています。

で、動物園の外にも色んな人が道で寝てたりして、どっからどこまでが動物園なのか境目がわかりにくい面白さがあります。

自転車に乗りながら「ほ~ほ~・・ほ~ほけきょ。どや、うまいやろ~」と言う謎のおじさんもいますよ(運がよければ会える)

三毛猫さま

す、凄い! 動物園名に「字」が付いてる動物園があるとは初めて知りました。もしかしたら八尾よりもっと南の和歌山の方にあるんじゃないですか~? ぎゃはははは(←もう『ぎゃはは』はなるべく使わないようにしようと思っていたのに……)。

syugyousouさん同様、私もコソコソと掲示板を盗み見しておりますので、皆さんで天王寺字動物園へ行かれる事は存じておりました。

ああ、でも無理っすねー。残念ですが。でも今日ネコヴィッチさん御一家と上野動物園でお会いしたのですが、
「来年の今頃、大阪の五月山動物園(ヒメウォンバットがいるそうです!)や海遊館に行きたいね」
という話をしてまいりました。

それと「ほ~ほけきょ」のおじさんや「耳ぱっちん」のおじさんには私も会いたいです。ネーポンも飲んでみたいです。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

ニャホさん おはようございます~^^

私は、桜のおっかけに夢中になっている間に
コウメちゃんの記事をアップされていたのですね。。。

なんだか、この記事を読んで その当時の事を想い出し
コウメちゃんの順調な成長が嬉しくて 涙が出ました。
コウメちゃんとニャホさんの「交流」も。。。
すてきですね。。。

コウメちゃん 東山で元気に暮らしているんですね。
本当に 嬉しいです~(o^∇^o)ノ

マリア様

コウメちゃんは元気なようでした。いろいろ心配な事はあるのですが、東山動植物園はコビトカバ飼育の経験が長いので、大丈夫だと思います。

本当はグズグズ言いたいのですが、言ってもどうしようもないので止めときます(笑)。頼むから元気でやってくれよといった気持ちです。本心を言えば、毎週通いたいくらいなのですが、現実はそうはママなりません。でもまた会いに行きますです。

過去記事からの成長記録は面白いですねー。面白いと思っているのは私だけかと思っていましたが、マリアさんをはじめいろいろな方に楽しんでいただけているのなら、駄写真・ヨタ記事ブログを続けてきて良かったなー、と思います。

管理人のみ閲覧できます様

ご来園ありがとうございます。

す、すみません11日にコメント頂いていたのですね。このブログの形式では「管理者だけに表示を許可する」が掲示されないので、気が付きませんでした。許してくだされ~。

えーと、あの、その、その方とは人間違えですよと、しらばっくれようかとも思いましたが、母親に敬意を表して「さん」を付けるのは私のクセなので、逃げようが無いですね。うひゃーーー恥ずかしい!! 

私はコビトカバのみならず、動物全般に関してまったくの無知ドドド素人です。一緒に楽しく母娘を見守りましょうや(ニコニコ)。

特にもうコユリちゃんは別離の時期が迫っているので、その時が来たら、少しでも「いつも見ている顔」が傍にいてあげるようにしたいです。

今度もし私の姿を見かけたら、お気軽にお声をおかけください。頭はオカシイのかも知れませんか、いきなり噛み付いたりしませんから。

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