マンクスロフタン(ヒツジ) [Manx Loghtan]
Mon.24.08.2009 Posted in マンクスロフタン(ヒツジ) [Manx Loghtan]
二日前に着信したメルマガ「TokyoZooNet メールマガジン『ズー・エクスプレス』」を開いて愕然とした。マンクスロフタンのマロンが8月11日に死亡していた。週に4日はマロンに挨拶をしていた私にとっては、悲しい知らせだった。

8月に入ってのある日、マロンが忽然と姿を消した。動物園の掲示では、暑い季節をやりすごすために公開を控えている(バックヤードでの静養)との事であった。そういうことなら秋にまた会いましょう、とそれからは何の懸念もなく主のいなくなったマンクスロフタン舎の前を通り過ぎていた。

このブログには過去一回しか登場していないマンクスロフタン君ではあるが、実は上野動物園の動物の中では私と最も深い交歓をした1頭である。
マンクスロフタン舎の前を通るたび、わざとマロンがいる場所の反対側の遠いところから彼を呼び、頭をなでて鼻筋を掻いてやる(このワザが出来るのは見学者の中では多分私だけ)のが日課のようになっていたのだ。

科学啓蒙施設である動物園でのこのような行為はいかがなものかと見る向きもあろうかと思われるが、上野動物園内の『こども動物園』では「動物とのふれあい」も設立目的のひとつであるから、そう間違った事をしていたとは思っていない。


[高画質で再生]

マロンは友だち [専用サーバー]
「追悼 / マロンはともだち」 (撮影:7月28日)
     マロン(マンクスロフタン) 1998/2/23/ - 2009/8/11



[高画質で再生]

マロン今日は来なかった [ソーシャルネットワーキング]
「マロン最後の動画」

この短い動画は私が7月30日に撮影した最後のマロンの姿です。いつもは名前を呼んで手を振ると、いそいそとやってくるのに、この日は立ち上がろうともしませんでした。 暑さ厳しき折マンクスロフタンもバテているのだろうと思い、深くは考えなかったのですが、このときはもう相当体調を崩していたものと思われます。

動物園のメルマガによると死因は老衰のようです。人懐こい性格で、皆に可愛がられた彼の死は残念無念です。長患いの末の死では無い事がせめてもの救いであります。


マロン君、ありがとね。 いつか虹の端のたもとで会いましょう。 その時はいつもと同じように甘えておくれ。


[☆生息域:イギリス ☆体長:約100cm 体重:60~70㎏]




« カピバラ [Capybara] | Home | ヒガシクロサイ [Black Rhinoceros] »

comments

泣けてきます・・

動画、拝見しました。ニャホさんの所に近づいてくるマロンは、ちゃんとニャホさんのことがわかっていますね。下の動画は近づいてこないけど、口を動かしてるので「さようなら」って言ってるみたいです。。。

私もあの世に行ったら鼻筋をかかせてほしいです。とっても気持ちよさそうですもん(^_^)

ショックです。

近いうち、もう一度会いに行こう。
と思っていたのですが、亡くなってしまったのですね。
疲れたカンジで後ろ向きに立っていた(でも近づいたら一応こっちを振り返った(めんどくさそうに)姿が頭に残っています。
楽しげな動画を見られて良かったです。

余談ですが、ウチで飼っている猫と名前が同じで、しかも双方甘えんぼジイサンという事に驚きました。

老衰なんですね

ヾ(・◇・)ノマロン君、でも、
何だか幸せだったんじゃないかな~と。

長く生きていると
色々な人の死に目に遭ってしまいますが、
長患いをしないで、
優しい飼育員の皆さんに囲まれての死だったら、
それはそれで
看取ってくれた存在がいたので、
孤独に死んで行くよりも
良かったんじゃないかな?と感じました。


何が幸せか?何が不幸か?
誰にも分からないですが、
たぶん、孤独ではなく
お爺ちゃんが老衰で亡くなったんだな、
と思うと少し安心かもしれないです。


去る側よりも、残された側の方が
虚しさを噛み締めることになってしまいますが、
年令を重ねると人でも同じですよね・・。


心から、相棒だったマロン君のご冥福をお祈りして・・・☆

三毛猫さま

鼻筋を掻いてやる時の感触は、今でもはっきりと残っています。自分の携帯電話の電話番号も覚えられないのに、こういう事はいつまでも憶えているのでしょうね。

ヒツジ一般にいえるのかもしれませんが、思ってるよりも毛も皮も硬く、骨も厚く、とても頑丈に出来ているのが判りました。

それがこの動画を撮ってから2週間もたたないうちに死んでしまうなんて……。 さすがにこれは予想が付きませんでした。

4本もツノを持っているのに、穏やかで良い奴でした(『でした』と過去形で書くのにまだ現実感が無いです)。

デロリ様

上野のマロンは1頭飼育だったため、寂しさがあったのかもしれません。よく飼育舎の脇を通る飼育員さんを柵の中から追いかけてました。

マロンという女の子っぽい名前を付けられた男は、期待に応えようとして甘えんぼになるんすかね。

もっともマロンという名前は上野動物園にやってきてから投票で決まったのです。故郷の富士アニマルファームでは農林1号などという名前で呼ばれていたのかも知れません。

マロン君はツンデレ的なところもありましたね。それが甘えてきた時に、本気で甘えているんだなあと感じられていいところだったんです。

占い師mecha☆様

動物園のメルマガによると
「静かな最期を迎えました」
とありましたので、おそらく老衰だったのでしょうね。

何故高齢のマンクスロフタンが移籍してきたのかというと、「こども動物園」での公開ということで、老成した穏やかな個体に白羽の矢が立ったのではないかと推定しています。

マロン君は一頭で、適度な日陰がある小広い放飼場を与えられて、小さいながら寝屋もあり、悠々自適な生活をしていました。

もしかしたら群れで生活する習性の動物としては寂しかったのかも知れませんが、動物園としては破格の待遇であったといえます。

まー、もし彼が上野にやってこなかったら、私は生涯マンクスロフタンという動物を知らなかったでしょう。それに魁偉な容貌の下に穏やかな気質を持っていることも。

上野動物園ならびに富士アニマルファームのスタッフの皆さん、そしてマロン君に心からのお礼を言いたいです。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)